Webディレクターなら必ず身につけておきたいコミュニケーションスキルの基本

ディレクション

Webディレクターには、求められるスキルは多岐に渡ります。
また、1つのスキルに特化したスペシャリストとして活躍しているWebディレクターも多くいます。

しかし、どこの会社にいても、どんなポジションに就いていても、コミュニケーションスキルはWebディレクターから切っても切り離せない最重要スキルとなります。

本記事では、Webディレクターにとって必ず身につけておきたいコミュニケーションスキルについてご紹介させていただきます。

コミュニケーションスキルが高い人とは!?

まず、コミュニケーション能力の高い人って、どのような人を指しているのでしょうか?

  • 外交的で明るく、常に会話の中心にいる人
  • 言いたいことはズバッとその場で必ず伝える人
  • 大勢の人を前にしても緊張せずにプレゼンが出来る人

上記のようは人を思い浮かべた方もおられるのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、上記で挙げたような人=コミュニケーションスキルが高いにはなりません。
コミュニケーションスキルとは、対人スキルとなり、話し手と受け手、両方に配慮したスキルを指します。
どれだけ明るく、大勢の人に囲まれても自分の言いたいことは伝えていても、相手のことまで考えられていなければ、コミュニケーションスキルは低いと置き換えられてしまいます。

そもそもWebディレクターにコミュニケーションスキルが必要!?

Webサイトの制作や運用には、ディレクター1人で行うものではありません。
デザイナーやプログラマー、受託制作であればクライアント、場合によっては別のベンダー会社の担当者とも一緒に歩幅を合わせてプロジェクトを進行していきます。
そんな様々な職種・担当を担っているプロジェクトメンバーと密に連絡を取り、各作業者の橋渡しとなってプロジェクトを進行していくのがディレクターの仕事の一つとなります。
例えば、クライアントから指摘があった修正箇所をデザイナーに指示して修正依頼を行ったり、ソースコードの変更管理を開発会社に連携したり、大なり小なり、様々な連絡の窓口としてもディレクターの役割となっています。

なぜ、ディレクターが連絡を取るべきか!?

ディレクターが、各職種の橋渡しとなる連絡を行うとお伝えしましたが、デザイナーやプログラマーが直接連絡を取り合った方が効率が良いのでは!?と思った方もおられるかもしれません。
結論からお伝えしますと、ディレクター以外の人間が連絡を取るケースもありますが、原則これはイレギュラーと考えておく必要があります。
理由は至ってシンプルで、その連絡の正誤判断が出来るのがディレクターしか分からないからとなります。

例えば、クライアントからデザインの修正指示がデザイナーに直接連絡があったとします。
デザイナーは連絡があったので修正を行いますが、実は導入するシステムの仕様によって、修正前が正しい状態だった。みたいなことが発生してしまいます。
このように、やらなくて良かった対応や、やってはいけなかった対応、早急にやるべき対応などのジャッジを行い、適切な担当者に支持する監督者としての役割をディレクターが担っているためとなります。
そのため、時には、ワンクッション多くなってしまうため、効率が悪くなってしまいますが、小さなリスクを取ってでも、大きなリスクを回避することに繋がります。
これは言い換えると、この効率が下がってしまう要因を如何に最小限に留めることが出来るかが、ディレクターとしての真価を問われることになります。